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XX月のある日、飼主さんより「ケンタが行方不明に」との連絡がはいる。





飼主さんからの連絡で、「ケンタが見つかりました!でも後肢が折れているみたい」ということで、至急来院してもらいました。
16Kgあった体重が14.5Kgに減っており、軽度の外傷もみられました。肢自体は折れていないようでしたが、軽度の麻痺がみられました。早速、レントゲンと血液検査を行い、点滴のため留置を確保して入院となりました。血液検査の結果、交通事故により肝臓の数値が高くなっていましたが、特に大きな問題はありませんでした。レントゲンでは、内臓には問題がなかったのですが、脊椎の脱臼がみられました。ケンタちゃんは脊椎脱臼のため、肢がマヒ状態になり、上手く肢を動かせなかったのです。それをみた飼主さんは、折れていると思われたのでしょう。

食欲は完全ではありませんが食べてくれました。
脊椎が脱臼しているため、移動するときは特に慎重にしないと神経を傷つけてしまいます。



手術はプレートを腰椎の両側に固定して、腰椎を整復する手術でした。
ケンタちゃんはまだ6才と若いですが、4時間半という長時間の手術ですので、かなりの負担がかかっていると思います。明日の状態が心配です。







術後しばらくは動きを制限し、安静にしておくためにちょっと狭いケージで看護することになりました。床にはタオルをたくさん重ねてフカフカにしてみるものの、身体に痛みがあるせいなのか両脚を投げ出して座った姿勢のままでした。
食事は問題なくパクパク食べてくれました。








痛みが少し和らいだようで、横座りしたり、少し動けるようになりました。便もいい状態のものがでました。いつもニコニコ顔のケンタちゃんですが、おしっこを出すために、お腹を圧迫する時だけは、とても嫌な顔をします。






少しではあるが、後肢が立つようになりました。とても順調です。

ケージの扉を開けると「出てもいいの?」と確認するかのように身体を乗り出しキョロキョロしてこちらを見ます。「ケンちゃん」と呼ぶと、ケージから出てきて入院室内を歩きました。

今日からリハビリ開始。
今までは、短い距離しか歩けなかったけど、今日からは院内を歩けるようになったので「凄いでしょ」と言わんばかりの勢いで玄関まで歩きました。玄関まで来るとずっと外を眺めていました。入院室に戻る時は、なかなか歩こうとしません。そんな時は皆で、「ケンちゃんすごいね」「歩けるね」「がんばるのよ」などとおだてては、ケンちゃんのやる気を出させます。それでもダメな時は、ご飯でつってみます。

院内を歩くケンちゃん (mpg動画 約480K)

立った!たって歩いた!!!!!

立って歩くケンちゃん (mpg動画 約1.6M)

今日は、朝一番でお父さんとお母さんが迎えにみえました。ケンタちゃんは二人の姿が見えるやいなや、しっぽを振って「早く!早く!」という感じで、お家に帰れるのを喜んでいました。

元気そうでした。
家でも少しずつリハビリをしてもらい、来月上旬に来院してもらうことになりました

スタッフ一同「すご~い!」。車から降りると見違えるようにリズミカルに歩いていました。
飼主さんは「少し前までは、しっぽを持ち上げないと自分でも歩けなかった。」とおっしゃっていました。この調子だと、事故に遭う前のように歩ける日も近そうですね。

よくがんばりましたね、良かったねケンちゃん!!

術後50日目のケンちゃん(mpg動画 約800K)

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