診療紹介

最新鋭の機器を用いた診療などを紹介していきます。

CUSA(キューサー)

CUSA

 血管や神経を傷つけることなく組織を破砕し吸引するものです。血管や神経と接触している組織や腫瘍を摘出する場合に使用します。

症例:フェレットの右側副腎腫瘍摘出

CUSA

 近年、フェレットの副腎腫瘍が多く見られるようになってきました。この病気は腫瘍化した副腎を摘出することが最善の治療法です。左側副腎の摘出が容易ですが、右側副腎は後大静脈と接触しているため、摘出が困難です。特に、後大静脈を傷つけてしまった場合は出血多量により死に至る可能性もあります。

今回、ホームページでの症例報告に協力したくれたチョロちゃんです。
副腎の病気のため頭や背中の毛が薄くなっています。

CUSA 症例写真
キューサー症例

右側副腎は後大静脈の分枝の下に存在していました(矢印)。
この写真では分かりにくいと思いますが、サイズは1.5×1.2cmとかなり腫大化していました。

キューサーを用いて腫瘍を破砕吸引しているところです。血管に隣接していますが、出血はみられません。

CUSA 症例写真
キューサー症例

摘出が終了しました。
残された組織もなく完全に摘出されています。病理検査の結果は副腎腺癌でしたが、完全摘出できているため、予後は期待できます。

キューサー症例

手術1ヵ月後のチョロちゃんです。
元気も食欲も十分にあり、毛も戻りました。飼い主さんも喜んでみえました。

キューサーによる胆嚢摘出

CUSA 症例写真