ホメオパシー
  「ホメオパシー」は、一般に行われる西洋医学的な治療と異なり、病気そのものを治すのではなく、その病気に冒されている個体(人や動物)を治療していきます。ですから同じような症状を示していても、個体の特徴により治療に用いるレメディー(ホメオパシーで使用する薬)は異なってきます。「病気の症状は生体の防御反応の現れであり、それを抑えてはならない」というのがホメオパシーの考え方になります。熱が出たら解熱剤、痛みには鎮痛剤という西洋医学的な考えとは全く反対方向になります。ホメオパシーの治療は、「類似物質の法則」という考えに基づいています。患者の症状ともっとも似た症状を引き起こすことができる「ある物質」をその患者に投与することによって患者の自然治癒力を高め、治癒するという法則です。ただし、ホメオパシーの場合、「ある物質」をそのまま用いるのではなく、何千倍にも希釈・振盪した物を用いますので、副作用の心配がありません。ここまで希釈・振盪しますと効力がなくなってしまうように思いますが、「ある物質の濃度が低いほど、生物に対して好ましい効力を発揮するようになります」。これは「ホルメシス効果」と呼ばれ、現代医学においても認知されつつあります。ただし、症状と選択したレメディーが合ってないと何の効力も発揮しないのです。レメディーの選択には、症状だけではなく、冷え性、肥満、水をよく飲むなどの本来の体質、神経質、怒りっぽいなどの性格、家族の病歴(癌、糖尿病など)も考慮します。ですから最適なレメディーを見つけるには知識と経験が必用になります。 ホメオパシーのレメディーは3,000種類以上あります。植物、動物、昆虫、鉱物、化学物質、花粉など色々な物からレメディーは作られています。一般の方でも手に入るレメディーもありますが、数が限られます。全てのレメディーを扱えるのは認定試験にパスした医師、歯科医師あるいは獣医師だけになります。当院では、このホメオパシーも積極的に治療に取り入れていく方針です。

 戻る 戻 る
 漢方 漢 方
 鍼灸 鍼 灸
 アロマ アロマ
 トップへ戻る トップへ戻る